越中八尾 やつおローカルかわら版

越中八尾の街で頑張る人、会社、団体を「人と人とのつながり」で紹介していきます

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「利益は薄いかもしれないけれど、人に喜んでもらう仕事をする。
 父のずっと守ってきた思いでもあるし、最後はそこになる。」

と語ってくれたのは滝本工務店の滝本満也さん。

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 会社は、滝本さんのお父さんが18歳のときに大工として独立し、始めた。
滝本さん自身は他へ修行にもいき、26歳のときに会社に入った。

「大工として働く父の姿をずっと見てきたので、
 いずれ自分も後を継いでそうなるのかなと思っていた。
 5人兄弟の長男でもあったから。今は弟1人が一緒に働いてくれている。」

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「入ってまず驚いたのが大工さんたちの年齢層がほとんど50代後半、
 60代であったこと。
 それでは、この先10年、20年はもたないなと思った。

 そこで、父の方針、会社としての方針を話し続けた。
 納得できない方は自発的に去っていかれたので、
 共感してくれた若い世代と入れ替わっていった。」

「とは言っても、
 最初の頃は自分もわかっていない部分があって、
 会社に入って6年ぐらいは父とのケンカも多かったけどね。

 八尾の中でいろいろな役を経験させてもらって、
 勉強もさせてもらって、言うべきことと言わなくてもいいことを
 自分の中で判断するようになったときから、
 ぶつかることは少なくなったね。」

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 建築業界だけでなく、
先代や親との衝突で後を継げない人も少なくない中、
お父さんと一緒に仕事を続けられる環境を時間をかけて
作り上げてきた滝本さん。

うまくいっているのは、
二人の中に共通した思いがあったからかもしれない。


「間隔は長いかもしれないけれど、
 家造りもリピートビジネスだと捉えている。

 家を建ててから10年、15年経って、子どもも大きくなって、
 改築しようとなったときに選んでもらえるかどうか。
 それはやはり最初にどれだけ喜んでもらえる仕事が
 できたかどうかにかかっていると思う。」

「ありがたいことに、営業らしいことはしていないのに
 お客さんの口コミやつながりで紹介されて、
 仕事が入ってきている。
 これからもそうなるようにしていきたいね。」


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 滝本工務店は、八尾の伝統建築技法を守り、
街なかの景観保護の事業を請け負う「八匠(はっしょう)」
10社の内の1社でもある。

「街なかで伝統様式の家に直すとおもて部分に助成金が出る
 仕組みがあるが、思ったほど利用してもらえていないのが現状。

 やはり車の置き場所が離れてしまう、
 お金がかかってしまうところだと若い人が住むには
 難しいのかもしれない。

 若い世代は出ていき、その代わりに企業が入ってくる。
 おわらがあるから、高い値段で空家を買っていく。
 本当は空家には若い世代に住んで欲しいけれど、
 お金ばかりはどうしようもない。」


「この問題に対しては、
 自分ができることをやっていくしかないと思っている。

 魅力ある家造りを八尾で続けていく。
 戻ってくる人のためにも、新しく来る人のためにもね。

 そして、その子どもに魅力ある町になっていければ、
 将来も住み続けよう、戻ってこようと思える町に
 なっていると思うよ。」


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↑滝本工務店が手がけた町屋


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↑元会社があった場所も八尾の伝統的な建築方法で作られている
(ちょうど小学生の下校時間にぶつかった。将来も住み続けてくれるかな?)


 人がいないと商売をしようとする人がいない、
商売が盛り上がっていないと人が来ない、とも言っておられた。
どちらが先とも言えない問題の中、人が喜ぶ商売、仕事をし続ける滝本さん。

そんな大人がたくさんいる町なら、自然と町が盛り上がっていくに違いない。

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↑滝本さんの「ありがとう」


有限会社 滝本工務店
〒939-2306 富山県富山市八尾町井田346-5
TEL:076-455-1173
FAX:076-454-2170
http://takimoto328.jp/

第4号のPDF版はこちらから


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https://www.facebook.com/YatsuoKawaraban
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