越中八尾 やつおローカルかわら版

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滝谷満也さんから紹介されたのは、
200年以上の歴史を持つ酒蔵の13代目さん。

滝谷さんの取材中にお酒の話で盛り上がってしまったからでしょうか?

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富山市内で一番歴史のある酒蔵、玉旭酒造さん。
今回取材したのは、13代目の玉生貴嗣さんだ。

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「若いときは全く異業種の仕事をしていたが、
祖父が急に亡くなって家に入ることになった。

そのままでは知識が全く無いので3年間修行に行った。
広島にある国税庁醸造研究所という施設。
そこには全国から酒類関係者が集まっていたんだよ。」

国税庁醸造研究所では、冬に日本酒造り、
他の時期は酒粕や日本酒の効能などを研究していたそうだ。
そして、戻ってきたときに、どうしても挑戦したいことがあった。

「酒造りに必要なのは、米と水、そして酵母。
富山のほとんどの酒蔵は十四号酵母を使っている。

それでは、同じ酵母を使えば、
全国どこで造っても個性が出ないのではないか?
富山県らしいと言えないのではないか?という思いがあった。

酵母の研究をしていたので、花粉から酵母を発見できるのは知っていた。
それを活かして、富山県らしい本当の地酒造りに挑戦したいという
気持ちが強くなっていった。

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そこで、富山県と言えば立山、立山といえば高山植物だろうということで、
高山植物の研究を始めた。」

「戻ってきてから三年間、酵母の研究と
昔からいる杜氏(とうじ)の説得の毎日だった。
戻ってきたばかりで酒造りを基礎から教わっている時期だったし、
どうなるかわからない菌を蔵内に入れたくなかったんだろうね。

挑戦したい思いを伝え続けて、
高山植物144種を研究して、
発見した酵母を使ったお酒【月の蜜】を作ることができた。」

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富山県らしい「本当の地酒造り」への思いを更に強くする出来事もあった。

「コンクールで入賞するような大吟醸酒を作るには、
兵庫県産の山田錦を使うのが業界の常識。
うちもずっと兵庫県産を使ってきた。」

「何年か前の、おわらの時期に観光客の方がお酒を買いに来られた。
いつも通り、兵庫県産の山田錦について説明した。

そのときにお客さんの表情が曇った。

その方は兵庫から来られていたんだよね。
そのときに、八尾まで地酒を買いに来られたお客さんは、
富山ならではのものを求めているのだと痛感した。
コンクールで金賞を取るための酒造りでなく、
富山の文化や人、魅力をかもす酒造りをしたい、
本当の富山の地酒作りがしたい、と決めた瞬間だったね。

そこから、社長に全商品に富山県産の米を使うように訴えて、
切り替えた。生産量を確保してもらうために農家にも足を運んだ。」

「更に、長年、冬の時期に能登から来てもらっていた杜氏二人にも話をして、
自分ともう一人、富山に住んでいる杜氏だけでお酒を造る体制にした。

これで使っている酵母も原料も、造り手も
全て富山にこだわったものになった。
どこに持っていっても富山のお酒だと言ってもらえる自信があるよ。」

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なぜ、伝統ある業界・会社の中で、新しいことができたのだろうか。

「ぜんぶプラスに考えてしまう、
成功してガッツポーズをしている瞬間しかイメージして動いていないからかな。」

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今後の夢についてもお聞きした。

「今、台湾とロサンゼルスに少しだけだが、出荷している。
でも、こちらから営業してのもの。

いつか、この酒をつくっている酒蔵を見たいから、海外から人が来てくれる、
この酒を作っている町はどんなだろうと八尾に足を運んでくれるようにしていきたい。

そのためには、こちらから発信しなくても、
向こうから検索して見つけてくれるようにしたい。

それまで、酒造りを磨き続けることを目指しているよ。」

 
富山にこだわる十三代目は、もうその夢を達成して
ガッツポーズをしている姿をイメージしているのかもしれない。

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↑玉生貴嗣さんの「ありがとう」

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玉旭酒造有限会社
〒939-2354 富山県富山市八尾町東町2111
TEL:076-455-1331
FAX:076-454-1333
http://www.tamaasahi.jp/
営業時間:8:00~20:00


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